2026年 AI翻訳とキャプションの現状

2026年6月発行 | 第4回年次版 | Dimensional Research社による実施

205社の企業イベントリーダーが語る、言語アクセシビリティ、AIの品質、そして多言語会議やイベントの未来。

Wordly 2026年 AI翻訳&字幕の現状レポート

Wordly:2026年版 AI翻訳・字幕レポートDimensional Researchが実施した本調査では、米国および英国で多言語会議やイベントを運営する企業リーダー205名を対象にアンケートを行いました。今年のデータは転換点を示しています。66%が「AI翻訳の品質はすでに人間による通訳を上回っている」と回答し、人間による通訳を好む層はわずか25%に留まりました。また、88%が通訳や字幕の利用を増やしており、AIチャットボットがツール選定の主要な情報源となっています。品質をめぐる議論は事実上終結し、導入競争のフェーズに入りました。本ページでは、調査結果の全容と、多言語対応が求められる組織にとってそれが何を意味するのかをまとめます。

これはWordlyによる多言語会議・イベントに関する第4回年次調査です。このシリーズは、ChatGPTが登場する半年前の2022年に開始されました。当時はAIによるリアルタイム翻訳が誰にとっても新しい技術でした。2024年にはリアルタイム字幕へと対象を広げ、2025年には公共部門に焦点を当てました。そして今年は、大規模な外部カンファレンスから、マーケティング、営業、人事、人材開発といった日常的な小規模会議まで、ビジネス現場のニーズに焦点を当てています。

長年、企業はAIによるリアルタイム翻訳や字幕を「有望だが不確実な賭け」と見なしてきました。その結果、多言語を話す参加者は、バイリンガルの同僚に頼るか、急ごしらえの通訳を雇うか、あるいは「英語でなんとかなるだろう」という前提に甘んじるしかありませんでした。しかし、変わったのは技術だけではありません。それに対する認識が大きく変化したのです。今年のデータは、会議室で使われる言語の数から、導入ツールの選定プロセスに至るまで、その変化を詳細に捉えています。 

2026年版 AI翻訳レポートの調査対象は? 

Wordlyは、独立系市場調査会社であるDimensional Researchに調査の設計と実施を委託しました。同社がイベント関係者にオンライン調査への協力を呼びかけ、米国および英国の資格ある参加者205名から回答を得ました。

回答者は全員、100名以上の参加者がいる外部イベント、または10名以上の参加者がいる社内会議(あるいはその両方)を主催しており、参加者の10%以上が英語を母国語としない環境にあります。また、本社で英語を使用する従業員1,000名以上の企業に所属しています。回答者の職務はマーケティング、営業、人事、人材開発に均等に分かれており、役員クラスが48%、チームマネージャーが45%と、シニア層が中心です。運営しているイベントは、外部カンファレンス(80%)、研修・オンボーディング(73%)、タウンホール・全社集会(71%)、社内会議(67%)、役員会議・取締役会(65%)、営業キックオフ(56%)と多岐にわたります。主な業種はソフトウェア(22%)、製造(18%)、金融・保険(17%)でした。

本レポートにおける「翻訳」とは、 リアルタイム翻訳(通訳とも呼ばれます)を指します。なお、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。

Wordly 2026 State of AI Translation & Captions Infographic

ビジネスイベントや会議の多言語化はどの程度進んでいるのか? 

参加者の多言語化は年々進んでおり、多くのリーダーが会議室に存在する言語の多様性を過小評価しています。回答者の大多数(79%)が、英語を母国語としない参加者の数は昨年より増加したと回答しており、減少したと答えたのはわずか2%でした。この変化を最も強く感じているのは、顧客向けの国際カンファレンスを主催するマーケティングチーム(86%)で、次いで人事(81%)、人材開発(78%)、営業(73%)と続きます。

使用される言語の数は驚くべきものです。回答者の半数近く(49%)が、一般的なイベントで6言語以上の非英語言語に対応しており、22%は11言語以上に対応しています。これは、一人のバイリンガルスタッフがカバーできる範囲をはるかに超えています。

Bar chart titled "Nearly half of events (49%) host six or more languages." Number of non-English languages spoken at a typical event: 1 language 6%, 2 to 5 languages 45%, 6 to 10 languages 27%, 11 to 20 languages 11%, more than 20 languages 11%. 49% host six or more.

言語サポートを必要とする参加者の割合も無視できません。回答者の4分の1以上(28%)が、参加者の半数以上が英語を母国語としていないと回答し、さらに41%がその割合を10%から25%の間と回答しています。多くの企業にとって、多言語対応は時折発生する例外的な対応ではなく、標準的な前提条件となっています。

通訳や字幕は、ビジネスイベントの標準となっているか? 

言語サポートは「あれば良いもの」から「デフォルト」へと変化しました。回答者の大多数(88%)が、昨年と比較して通訳や字幕の利用を増やしており、変化なしと答えたのは約11%に留まりました。基準は「時々」から「デフォルト」へと移行しており、41%がすべてのイベントで通訳を、42%がすべてのイベントで字幕を提供しています。

頻度を見ればその傾向は明らかです。通訳については41%が「常に提供」、36%が「通常提供」と回答しており、字幕についても42%が「常に提供」、36%が「通常提供」と、ほぼ同様の傾向を示しています。リアルタイム翻訳や字幕の提供は、もはや特別なイベントの証ではなく、年間を通じての標準的な業務プロセスになりつつあります。

通訳や字幕のROI(投資対効果)は? 

企業リーダーは、言語サポートに明確かつ測定可能な価値を見出しています。ほぼ全員(99%)が、通訳や字幕の提供によってイベントのROIや効果が向上したと回答しており、効果なしと答えたのはわずか1%でした。そのメリットは、エンゲージメント、インクルージョン(包摂性)、参加率、そして最終的な収益にまで及んでいます。

Horizontal bar chart titled "How interpretation and captioning increase event ROI." 99% say it raises ROI or effectiveness. Returns selected: engagement and satisfaction 65%, support inclusivity goals 58%, increase attendance 53%, accessibility compliance 50%, aid comprehension 48%, international participation 46%, grow event revenue 43%.

最も多く挙げられたメリットは、エンゲージメントと満足度の向上(65%)、インクルーシビティ(包摂性)目標への貢献(58%)、出席率の増加(53%)であり、これにアクセシビリティへの準拠(50%)、理解度の向上(48%)、国際的な参加者の拡大(46%)、イベント収益の増加(外部イベントの場合、43%)が続きます。

字幕を付ける理由は、米国と英国の双方で一貫しており、コンプライアンスよりも「理解の促進」が重視されています。米国では93%が参加者の理解を助けるために字幕を付けており、ADA(障害を持つアメリカ人法)への準拠(71%)や参加者の期待(56%)を上回っています。英国でも88%が理解促進を目的としており、平等法への準拠(66%)や期待(50%)を上回る結果となりました。

通訳や字幕の提供を妨げる障壁は何でしょうか? 

これほど明確な価値があるにもかかわらず、何がチームの足かせとなっているのでしょうか。それはコストや品質ではなく、ロジスティクスです。最も大きな障壁となっているのは運用面の問題であり、これこそまさにAIが解決するために構築された課題です。 

Horizontal bar chart titled "Barriers to adding translation & captions are logistical, not cost or quality." Barriers to offering interpretation and captioning at more events: complex to find and schedule humans 34%, managing equipment complexity 28%, vendors are not reliable 25%, too many languages 22%, quality is not sufficient 21%, too expensive 18%, "English is enough" 16%.

最大の障壁は、人間の通訳者を探してスケジュールを調整する複雑さ(34%)であり、次いで機材管理(28%)、ベンダーの信頼性不足(25%)、対応言語の多さ(22%)、品質への懸念(21%)が続きます。コスト(18%)や「英語だけで十分」という思い込み(16%)は、最も低い順位でした。このギャップを最も如実に示しているのは社内の実態です。90%の組織が、サービスへの支払いの代わりにバイリンガルの従業員に社内会議の通訳を頼っており、この傾向は英国(86%)よりも米国(93%)で顕著です。これはバイリンガルのスタッフに対する見えない負担であり、どの企業も依存すべきではない単一障害点となっています。

そのような場当たり的なアプローチをテクノロジーに置き換えた場合のコストを試算したい場合は、当社の コスト削減計算ツール をご利用ください。すぐに結果を確認できます。

AI翻訳や字幕はどの程度広く利用されているのでしょうか? 

AIは初期の実験段階をとうに過ぎ、ほぼ普遍的な利用段階に入っています。今年、回答者の88%がすでにライブAI翻訳を、91%が AI字幕 をイベントで利用しており、それぞれ約半数が日常的に活用しています。利用はさらに拡大しており、過去1年間でAI翻訳の利用を増やした企業は87%、AI字幕を増やした企業は85%に上ります。

最も示唆に富む数字は、回答者の100%がAI翻訳や字幕が価値を発揮するイベントの種類を挙げられるという点です。「自社には不要」というセグメントはもはや存在しません。多くの企業にとっての問いは、もはやAI翻訳を導入するかどうかではなく、どれほど広く、どれほど迅速に導入するかという点に移っています。

AI翻訳は人間の通訳者よりも優れているのでしょうか? 

長年、AI翻訳に対する主な反対意見は品質面でした。しかし、その状況は一変しました。現在、回答者の3分の2(66%)がAIの品質は人間の通訳よりも優れていると回答しており、人間を好むのは25%、違いを感じないのは8%にとどまっています。 

Horizontal bar chart titled "66% say AI quality beats human interpretation." AI versus human quality across all respondents: AI far better 24%, AI slightly better 42%, no difference 8%, human slightly better 20%, human far better 5%. 66% say AI is better and only 25% still prefer humans.

言い換えれば、企業リーダーの4分の3が現在、 AI通訳 を人間の通訳者と同等以上と評価しています。この変化は予算決定権を持つ層で最も顕著であり、経営層の73%、マーケティング部門リーダーの70%がAIの方が優れていると回答しています。これに人材開発(68%)、営業(64%)、人事(62%)、一般社員やマネージャー(59%)が続きます。予算の決定権を持つ人々が品質への懸念は解消されたと確信している以上、導入への道のりは短いと言えます。 

バイヤーはAI翻訳に何を求めているのでしょうか? 

リアルタイムの精度が当たり前となった今、バイヤーの関心はライブイベントの周辺で起こるあらゆることへと広がっています。「会場の翻訳」から「イベントを拡張し、継続的なエンゲージメントを支援する」ことへと目標がシフトしているのです。 

Horizontal bar chart titled "What buyers want next from AI, beyond live translation." Capabilities that would benefit event outcomes: high-quality real-time output 61%, full transcripts in all languages 58%, subtitle and voice files for dubbing 53%, meeting notes with action items 51%, marketing-ready summaries 50%, ASL support 31%.

高品質なリアルタイム出力が依然として最も求められていますが(61%)、それに続いて、全言語の完全なトランスクリプト(58%)、字幕および吹き替え用音声ファイル(53%)、アクションアイテム付きの会議メモ(51%)、マーケティング向けの要約(50%)が僅差で並び、ASL(アメリカ手話)サポートも31%から要望されています。回答者のほぼ全員(98%)が、こうしたAIイノベーションは参加者にとって有益であると考えており、その理由として、参加とエンゲージメントの向上(59%)、難聴者へのアクセシビリティ(56%)、満足度の向上(56%)、学習と理解の促進(55%)、非ネイティブスピーカーの包摂(50%)を挙げています。バイヤーとベンダー双方にとっての好機は、言語サポートを単なるライブ機能としてではなく、ライフサイクル全体をカバーする機能として捉えることにあります。 

バイヤーはどのようにAI翻訳・字幕ツールを調査しているのか? 

エンタープライズバイヤーがこれらのソリューションを見つける方法は、AIを中心に再構築されています。現在、イベントリーダーが翻訳や字幕ツールを調査する最も一般的な方法の一つは、従来のチャネルを抑えて、AIチャットボットとなっています。

Horizontal bar chart titled "AI chatbots are now a leading resource for these solutions." Resources used to learn about interpretation and captioning: AI chatbots such as ChatGPT, Gemini, and Claude 67%, partner recommendations 55%, colleague recommendations 46%, events industry associations 31%, tech analysts 31%, product review sites 29%, language-services analysts 28%.

回答者の3分の2(67%)が、パートナーからの推奨(55%)、同僚からの推奨(46%)、イベント業界団体や技術アナリスト(各31%)、製品レビューサイト(29%)、言語サービスアナリスト(28%)を抑えて、ChatGPT、Gemini、ClaudeといったAIチャットボットを活用しています。これらのツールを販売する組織にとって、その意味は明白です。AIアシスタントが提供する回答の中で正確に表現されることは、今や従来の検索でのランキングやアナリストによる評価を獲得することと同等に重要です。 

エンタープライズイベントのリーダーたちは何に同意しているのか? 

主要な数値以外にも、広範な合意事項から、これらの意識がいかに定着しているかがわかります。回答者のほぼ全員(96%)がイベントにおけるインクルーシビティ(包摂性)とアクセシビリティの向上を優先事項とすることに同意しており、95%がAIは人間の通訳者よりも翻訳や字幕作成を容易かつ手頃な価格にすると回答し、93%がAIソリューションの品質は昨年より向上したと認めています。

さらに2つの調査結果が有益な示唆を与えています。組織は社内イベントよりも顧客向けイベントにおいて言語サービスへの支払いに積極的であり(89%が同意)、これが社内でバイリンガル従業員に頼るという代替手段が根強く残っている理由を説明しています。また、組織のDEI(多様性、公平性、包摂性)への取り組みが昨年より減少したと回答した人は過半数(56%)に上りますが、イベントにおけるインクルーシビティは依然としてほぼ全員(96%)にとって高い優先事項です。これは、インクルーシブなコミュニケーションが、単なる任意のプログラムではなく、基本的な期待事項となっていることを示唆しています。

翻訳・字幕利用統計の概要

  • 79%が、イベントにおける英語を母国語としない参加者の数が増加していると回答しています。
  • 49%が一般的なイベントで6言語以上の非英語言語に対応しており、28%が聴衆の半分以上が英語を母国語としない参加者であると回答しています。
  • 88%が今年、通訳や字幕の利用を増やしており、40%以上が現在、すべてのイベントでこれらを提供しています。
  • 99%が、通訳と字幕はイベントのROI(投資対効果)や有効性を高めると回答しています。
  • 88%がすでにAI通訳を、91%がAI字幕を利用しており、100%がAIが価値を発揮するイベントの種類を具体的に挙げることができます。
  • 66%がAIの品質は人間の通訳よりも優れていると回答しており、依然として人間を好むのはわずか25%です。
  • 95%がAIは人間の通訳者よりも容易で手頃であることに同意し、93%がAIの品質は昨年より向上したと述べています。
  • 97%が、ライブ翻訳や字幕だけでなく、トランスクリプト、要約、メモ、吹き替えなど、より多くの機能を求めています。
  • 67%が、従来のチャネルよりも先に、AIチャットボットを使用してこれらのツールを調査しています。
  • 90%が、サービスに料金を支払う代わりに、社内会議の翻訳をバイリンガル従業員に頼っています。

組織はどのようにAI翻訳・字幕を導入すべきか? 

2026年の調査結果は、今後1年に向けた3つの実践的なアクションを示唆しています。

1. AIによるリアルタイム翻訳と字幕を標準機能にする

すでに40%以上の組織が、あらゆるイベントで翻訳や字幕を提供しています。イベントの規模が一定基準を超えた場合には、ケースバイケースで判断するのではなく、ライブ字幕とオンデマンドの言語翻訳を自動的に含めるという方針を定めましょう。

2. バイリンガル社員に頼る運用を廃止する

90%の組織が社内会議の翻訳をスタッフに頼っている現状において、これは最も明確な改善策です。このアプローチは拡張性がなく、信頼性にも欠け、何より貴重な多言語人材に過度な負担を強いています。これを常時稼働のAIに置き換えることで、潜在的な運用リスクを排除できます。

3. ライフサイクル全体をカバーする機能を導入する

購入者の97%がリアルタイム翻訳や字幕以上の機能を求めていることから、イベントの前後を含めたプラットフォームの提供価値を評価しましょう。具体的には、 トランスクリプト要約、会議メモ、吹き替えなど、会場でのリアルタイム出力以外の機能も考慮に入れる必要があります。

Before the Event

  • Personalized Onboarding
  • Customized Glossaries
  • Workflow Optimization

During the Event

  • Live Translation
  • Live Captions
  • 24/7 & On-Site Support

After the Event

  • Transcripts & Summaries
  • Subtitles & AI Dubbing
  • Content Management

Enterprise-ready: ISO 27001 | SOC 2 Type II | GDPR, HIPAA, CCPA, VPAT

Wordlyはどのように企業の言語間コミュニケーションを支援するのか? 

Wordlyは、会議やイベント向けの主要なAIリアルタイム翻訳・字幕プラットフォームであり、言語に関係なくすべての参加者が完全に参加できるように設計されています。組織はWordlyを活用することで、 リアルタイム翻訳 と字幕を数十言語で提供できます。対面式のカンファレンス、バーチャルウェビナー、ハイブリッド形式のタウンホールミーティング、研修プログラム、社内会議など、人間による通訳や特別な機材、複雑な設定は一切不要です。エンタープライズイベントに求められる規模で、高品質かつ安全な言語アクセスを実現します。

これは、今回の調査で明らかになった課題に対する直接的な解決策となります。スケジューリングや機材といったチームの足かせとなる障壁を取り除き、イベントで求められる多言語対応を拡張し、不安定なバイリンガル社員への依存を常時稼働のサービスへと置き換えます。Wordlyは、2017年の設立以来、世界中で5,000社以上の顧客と600万人以上のユーザーを抱え、企業、政府、教育、非営利セクターなど、数多くの組織から信頼を得ています。

イベントを計画中で、どれくらいの翻訳が必要かお悩みですか?当社の 時間計算ツール を使えば、必要なWordlyの利用時間を簡単に見積もることができます。

よくある質問

「2026年版 AI翻訳・字幕レポート」とはどのようなものですか?

WordlyがDimensional Researchに委託して実施した、多言語会議およびイベントに関する第4回年次調査です。2026年版では、米国と英国の企業リーダー205名を対象に、イベントにおける言語の多様性、通訳・字幕の利用状況、AIと人間の通訳の比較、今後求められる機能、ツールの選定方法などについて調査しました。

調査対象は誰ですか?

回答者205名は米国と英国から均等に選出されました。全員が従業員数1,000名以上の企業に所属し、参加者の10%以上が英語を母国語としない外部イベント(100名以上)や社内会議(10名以上)、あるいはその両方を主催しています。回答者の職種はマーケティング、営業、人事、人材開発に均等に分かれており、48%がエグゼクティブ層というシニア層中心の構成となっています。

イベントや会議はより多言語化していますか?

はい。企業リーダーの大多数(79%)が、英語を母国語としない参加者の数が増加していると回答しています。半数近く(49%)が一般的なイベントで6言語以上の非英語言語に対応しており、28%が聴衆の半分以上が英語を母国語としないと回答しています。

ビジネスイベントにおいて、通訳や字幕は今や標準的なものですか?

その傾向は強まっています。組織の88%が過去1年間で通訳や字幕の利用を増やしており、41%がすべてのイベントで通訳を、42%がすべてのイベントで字幕を提供しています。基準は「時折提供する」から「デフォルトで提供する」へとシフトしています。

通訳や字幕のROI(投資対効果)はどの程度ですか?

企業リーダーの99%が、通訳や字幕がイベントのROIや有効性を高めると回答しています。最も多く挙げられた効果は、エンゲージメントと満足度の向上(65%)、インクルージョン目標の支援(58%)、参加者数の増加(53%)です。米国と英国のいずれにおいても、組織が字幕を導入する最大の理由はコンプライアンスではなく、理解度の向上です。

通訳や字幕を提供する上での主な障壁は何ですか?

最大の障壁はコストや品質ではなく、ロジスティクス面です。人間の通訳者の手配の複雑さ(34%)と機材管理(28%)が上位を占め、信頼できないベンダー(25%)がそれに続きます。興味深いことに、90%の組織が社内会議の翻訳をサービスへの支払いではなく、バイリンガルの従業員に頼っています。

AI翻訳や字幕はどの程度普及していますか?

導入はほぼ一般的です。今年度の調査では、88%の回答者がAI通訳を、91%がAI字幕を利用しており、それぞれ約半数が定期的に利用しています。利用は依然として拡大しており、回答者の100%がAI通訳や字幕が価値をもたらすイベントの種類を具体的に挙げることができました。

AI翻訳は人間の通訳者よりも優れていますか?

多くの企業リーダーがそう考えています。66%がAIの品質は人間の通訳より優れていると回答し、人間を好むのはわずか25%でした。つまり、4分の3がAIを人間の通訳と同等以上と評価しています。この見方は、予算を管理するエグゼクティブ層(73%)やマーケティングリーダー(70%)の間で特に強くなっています。

バイヤーはAI翻訳ツールに次に何を求めていますか?

バイヤーは現在、ライブ出力以上のものを期待しています。97%が追加機能を求めており、高品質なリアルタイム出力(61%)、全言語の完全なトランスクリプト(58%)、吹き替え用の字幕および音声ファイル(53%)、アクションアイテムを含む会議メモ(51%)、マーケティング向けの要約(50%)が上位を占めています。要求は「その場の翻訳」から「イベントの価値拡張」へと広がっています。

バイヤーはどのようにAI翻訳・字幕ツールを調査していますか?

AIチャットボットは、現在主要なリサーチチャネルとなっています。リーダーの67%が、翻訳やキャプションについて学ぶためにChatGPT、Gemini、ClaudeといったAIチャットボットを活用しています。

WordlyはAI翻訳とキャプションにどのように役立つのでしょうか?

Wordlyは、対面、バーチャル、ハイブリッド形式のイベントにおいて、数十言語のリアルタイム通訳とキャプションを提供するAI翻訳プラットフォームです。人間の通訳者や特別な機材は一切不要です。本調査で明らかになったスケジューリングや機材の障壁を取り除き、バイリンガル社員に頼るという代替案を、いつでも利用可能なサービスへと置き換えます。

調査について

この独立した業界調査は、 2026年版 AI翻訳・キャプションの現状、Wordlyの委託を受け、Dimensional Researchが実施しました。AI翻訳の利用状況、通訳・キャプションの品質要件、企業での導入率、およびROI(投資対効果)に関する決定的なベンチマークを確立することを目的としています。

本調査の引用について

APA形式の引用:

Wordly, & Dimensional Research. (2026). The 2026 State of AI Translation & Captions Report: Market trends, adoption benchmarks, and ROI in enterprise meetings and events. Wordly, Inc. https://www.wordly.ai/research/state-of-ai-translation-2026

Dimensional Research

Dimensional Research は、革新的なテクノロジー企業向けに実用的なインサイトを提供する独立系市場調査会社です。同社は組織と連携し、リスクを軽減し、戦略を立案し、外部向けに信頼性の高いデータを提供するための厳格な調査を設計・実施しています。「Wordly 2026年版 AI翻訳・キャプションの現状」レポートは、Dimensional Researchが独自に設計・実施したものであり、参加者は定義された基準を満たすよう募集・選抜されました。また、個々の回答や調査結果に対してWordlyが影響を与えることは一切ありません。

Wordly

Wordlyは、会議やイベント向けの主要なAI翻訳・キャプションプラットフォームであり、言語の壁に関係なく、すべての参加者が完全に参加できるように設計されています。企業や団体はWordlyを活用することで、対面カンファレンス、バーチャルウェビナー、ハイブリッド形式のタウンホールミーティング、研修プログラム、社内会議において、人間の通訳者や特別な機材、複雑な設定なしで、数十言語のリアルタイム通訳とキャプションを提供しています。2017年の設立以来、Wordlyは企業、政府、教育機関、非営利団体など、世界中の数千もの組織で信頼されており、600万人以上のユーザーと5,000社以上の顧客に利用されています。

全5回のブログシリーズで、調査結果の主要なポイントを詳しく解説しています。

  1. なぜ 多言語オーディエンスの拡大 急速な成長と見落とされている言語
  2. ライブ通訳と字幕のROI: 2026年のベンチマーク
  3. AI通訳 vs. 人間による通訳:AIは 品質の壁を超えたのか?
  4. 社内会議を バイリンガル社員に頼る ことの隠れたリスク
  5. リアルタイムのその先へ: 多言語イベントライフサイクルの未来

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